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おいしい

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△画像をクリックで「すざび」にアクセスします。よろしければ^^ いろいろなこと 横に置いて息をつく あったかいんだから^^         おいしい

鬼の隠れ蓑

   かくれんぼ鬼も一緒に咳をする   Y's 鬼や天狗が持っていて それを着ると姿が見えなくなるという隠れ蓑。 そんな蓑を一つだけ どんなに欲しいことかと …思うのです^^

グワダルキビール川の最初の一滴

スコットランドの独立を問う住民投票が迫る中 くすぶるカタルーニャの独立もニュースになり その歴史を紹介するバックに『鳥の歌』がながれていました。 (カザルス/チェロ奏者で有名です) 『鳥の歌』はとても強く印象に残るカタルーニャの民謡で 私の中において、スペインのイメージを構成しています。 スペインと言えば、カタルーニャ生れのダリと親交の深かったロルカも そんなイメージを構成する要素の一つで、彼の詩がとても好きです。 後にロルカへの関心の連鎖で興味を抱いたのが ロルカの詩の朗読で有名だった天本英世という俳優でした。 もう6年ほど前(?)になるでしょうか、黒いマントを着て スペインを訪ね歩くドキュメント(再放送?)を見た記憶があります。 ドキュメント中、農作業をしているおばあさんの前で ロルカの詩をスペイン語で歌い上げるシーンは、不思議な魅力がありました。 農婦のおばあさんにもロルカの詩は親しまれていて これが歴史であり文化なのだと感動しました。 そして彼はおばあさんに尋ねます。 「僕が死んだらこの川に灰を撒かせてほしいのです... 」 アンダルシアの入口の東に カッソーラという小さな美しい町がある。 山に雪を項いた、美しい小さな町がある。 町をさらに山へ入ったところに グワダルキビール川の最初の一滴という名のついた 水の涌いている地点がある。 もしも私が日本で死んだなら その源に、私の灰を撒いてほしい。 (遺言より抜粋)   僕は眠りたい ほんの少し、   ほんの少し、一分、一世紀、   しかし、みんな知っていて欲しい   僕が死んだのではないことを                  lorca

かにかくに

誰にも行き詰まることがあるから あれやこれやとグッタリ疲れ、ふらりとドライブに たどり着いたのは飛騨の金山。 細い路地は、一人通るのがやっと。 隠れるように残されたベンガラの壁 網代張りの戸袋や下見板張りの外壁などなど 往年の宿場町の賑わいを今に語る。 観光地としての夢はまだ眠ったままであることに なぜだかほっとしながら町を歩くと 『日本書紀』で皇命に逆らう賊とされた両面宿儺の伝説 歴史から抹殺された飛騨の不思議に出会った。   帰宅してからnetで検索   「安吾の新日本地理 飛騨・高山の抹殺 ―中部の巻―」   (坂口安吾著)を見つけました。   長い文章なので、お時間があるときにでも検索してください。   文末に添えられていたのは   かにかくに物は思はずヒダたくみ打つ墨縄のただ一筋に  人麻呂 疲れた心にずっしり落ちてくる。

募る想い

サイドビジネスで非常勤講師をしていたときのこと。 とても理解力のある学生と少し強引な講師の新説です( ´艸`)   建築環境工学に触れて   地球に一番太陽が近い時は、日では正午、年では夏至だけど   気温が最も高くなるのは、太陽が一番近い時より日では1~2時間   年では1~2か月遅れるのね…と   気温の日変化と年変化について話をしていたとき   「先生、太陽は遠ざかっていくのに、なぜ気温が高くなるのですか…?」   と、質問が飛び出した。   「う~んそれはね、君に好きな女の子いるでしょ?」   「はい、います」   「じゃ、その女の子が何らかの理由で   君から去っていくことになったら   彼女への想いは、すぐさめちゃいますか?」   「… いいえ、そんなことないです」   「そうでしょ、傍にいたときよりも彼女への想いは募るでしょ。   それと同じかな。分かりました」   「はい(ノ∀`)・゚・。 !」 けれど、何だか今年は、異常な夏です。

約束しよう自由になった魂で、きっとあなたを抱きしめる

海を飛ぶ夢 (Mar adentro「内なる海」)2004年 スペイン・フランス・イタリア/伝記映画 ラモン・サンペドロの手記『地獄からの手紙』(1996)をもとに 尊厳死を求め闘う主人公(実在の人物)を描いたドラマ。 自分のことであっても、 自由に自分で決められないことがある。 死ぬ権利はなぜ認められないのだろう? 自分のことなのに自由に決められないのは何故だろう? 約束しよう自由になった魂で、きっとあなたを抱きしめる 抱きしめる人のぬくもりに、 どんなに心寄せたことだろう。

スノーデンとトランボ

こころが折れる、私にだってそんなこともある。 向ったのはメディア・レンタルショップ 癒されたいのに、癒しには程遠いDVDを二本借りてしまった^^ 「シチズンフォー/スノーデンの暴露」 「トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男」 スノーデンの暴露 当時、頻繁にニュースに取り上げられた。 内容は元CIA職員のエドワード・スノーデンの独占インタビュー。 かなりの関心のなか、114分間の釘付け状態だった。 トランボ “ハリウッド・テン”という赤狩りに抵抗した10人のリーダー格 トランボ(脚本家)を主人公にした実話。 「ローマの休日」「ジョニーは戦場に行った」等々の脚本を書いた人と言えば 名前は知らなくても、彼の作品を知らない人はほとんどいないと思う。

もうじき蛍も飛ぶ

部屋の空気が飴色になると 蚊取り線香とうちわをあおぐ影が 縁側のまどろみにゆらいだものだった。 そんな飴色の季節は、若いという憧憬に惑い わたしの記憶から消えた。 ほんとうに長く消えていたのだ。 何事もなく繰り返す季節が記憶に重なると あー、そういうことだったんだと分かってきた。 水路にもうじき蛍が飛ぶ

おんなともだち

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きみはまだ覚えているだろうか やがて巡りくる春さえも 匂をちらつかせたまま 6m道路を隔てるだけなのに なんと遠い夢だと 思っていた頃を 三人三様の時間は足早に過ぎ それぞれが選んだ道から 少し距離を置いた互いのプライドが 古い窓ガラスに歪んで映る 道を隔てた遠い夢は  みごとな嘘をついていたようだ

あそぶ星10日53

  遊そぶ七つの星  惑星が水、金、火、木、土星しか知られていなかったころ  地球は宇宙の中心であり、太陽も月も惑星でした。  古代バビロニアではこれらの七つの星を  「あそぶ星」と呼んでいました。 これらあそぶ星を地球から遠い順に並べると 土星・木星・火星・太陽・金星・水星そして月。 この時代、土星の外に惑星が発見されておらず、 土星は宇宙のはての境界でした。 だから 第1日目 は 最も遠い土星が全体を支配すると考え、 「土星の日」として、はじめに土曜日が決まりました。 「土曜の日」の一日24時間の1時(0時~1時)を土星、 2時(1時~2時)木星、3時(2時~3時)を次の火星……と、 遠い星を順番に当てはめていきます。 最後の24時(一日が終わる時)は火星になります。 次の 第2日目 は 火星の次の七曜星は太陽ですから、 太陽が支配すると考え、「太陽の日」として日曜日。 「太陽の日」もやはり1時を太陽からはじめて、 2時を金星、3時を水星……としていくと 今度は24時(一日が終わる時)は水星になります。 次の 第3日目 は 水星の次の七曜星は月ですから、 月が支配すると考え「月の日」として月曜日。 後は(省略)…………、 こうして、遊ぶ星の一週間がはじまったのですが、 生れた時間は、とどまることなく老いて行くのです。