論語と算盤
野球は知らなくて興味もあまりない。 とくれば、ドラフトなんて尚更だ。 でも、私の耳に飛び込んできたのが ドラフトで話題になっていた青年の読書歴。 (もう、青年でいいよね^^、名前は敢えて明記しないから) 『論語と算盤』を愛読‼ しかも高校生であることにかなり驚いた。 私がちゃんと読んだと言えるのは(恥ずかしいけど)30歳の頃だ。 学業、スポーツ(野球)と忙しく、目移りだってする年頃に 自ら手に取る類の本ではないと思うのだけど、 その本をすすめたのはご両親だろうか? 環境に恵まれていたんだなと思う。 実はつい最近だ、クライエントと仕事の打ち合わせをしていた時、 なんと非情で愚かな考え方をするのかと驚いたことがある。 その人を少しは知っていたこともあり、それはかなりショックだった。 その時、偶然にも私は渋沢栄一の話をその人にしていたのだけれど、 「そんな話は誰でも知っている!」と、その人は突っぱねてきた。 慈善事業じゃない、社会には表と裏があるのだ…、ということらしい。 この仕事したくないな、そう思いながら、 悶々とした日々を過ごしていた時だった。 誰でも知ってる…、きっとそうだろう。 知っている人は多いだろうし、読んだ人も多いだろう。 でも、未来のどこかで同じような場面に君が立ったら 「そんなの高校時代に読んだし、誰でも知ってることだ!」 とは、言わないでほしい^^