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11月, 2018の投稿を表示しています

わたしと影法師と

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The soul would have no rainbow if the eyes had no tears. 目に涙がなければ魂に虹は見えない ネイティヴ・アメリカンのことわざ 一万年の旅に語られる哲理が 懐の深い文化を育んできたからだろうか 生きる知恵や英知としての気難しさはなく 身の丈を映し寄り添う、鏡の裏の影法師 ^^

まだ夢うつつ

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とある日のこと、 海外チャンネルのニュースを聞いて検索を掛けた。 やや古い記事だが、再燃しているようだ。 記事の内容全体が分かりやすいのがこのサイト。 TechCrunch Japan 要約すれば、 『連続殺人犯逮捕へと導いたDNA分析サイトは、 ユーザープライバシーに関する懸念を再燃させる』 DNAのデータ情報でゴールデンステートキラー (カリフォルニア州連続殺人事件の犯人)の 未解決事件が、 解決されたことが明らかになった。 DNAによる 『オンライン家系図データベース』の 無料利用が一般的になりつつある今日、 日本でも女性雑誌などに広告が掲載されているらしい(驚! 家で飼うペットの血統を調べるのとは ちょい話が違うから、 DNAを調べるのはいいけれど 安易に情報提供は気を付ける必要ありかなと思う。 そう言えばアンジェリーナ・ジョリーが DNAで将来の癌発症を予測し、 乳房を切除したニュースが話題になったのは記憶に新しい。 ということは、DNAは将来の病気を予想するだけではなくて、 犯罪を犯すDNAが特定されれば 「DNAによる未来の犯罪者を管理する時代」を 暗示しているということになる…、ということを連想させる。 現実、犯罪者のDNAの研究は進んでいるらしい。 私の先祖…(? そう、どんな人たちと繋がっているのだろう? 「人類はアフリカの一人の女性から始まった」というイヴ仮説も、 「私たちも全ての物質も、みんな星の子供なのです」という宇宙スケールのロマンも、 全ての命は繋がっている事を示唆してると思えば…^^ そう、私はその夜、ビックバンにはじまり、 生まれた星が、融合と分裂を繰り返す光景を夢に見る。 そしてミトコンドリアが分裂増殖して行く姿が重なってきた! …、と夢の途中に、目覚めて思う。 …、と言う事はある日突然 「○○○年前にさかのぼっての検証結果、 貴殿はシュメルの 罪人に繋がる因子を持っていると証明されました。 よって、要注意人物リストにUPされます」 だなんて『お知らせ』が届いたりして…!!! わたし、私は 「DNAを調べていないし、登録していないから安心」 なんて、高を括っていられない。 日々、あちらこちらにDNAをばら撒きながら生

ちょっと惹かれる

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ちょっと惹かれる「さりながら」 立ち寄った古本屋さん。 なんとなく気になった背表紙のタイトル。 『さりながら/フィリップ・フォレスト著』 流水のふたたび帰り来ず、 落花ふたたび梢にもどらず。 さりながら… 思いきることのできない恩愛之絆というもの、 超えてなのか、諦めてなのか、 こころが辿り着いた場所なのだろうな。 一茶の句から、タイトルを選定したようだ。   つゆのよはつゆのよながらさりながら  一茶 俗っぽい生き方をした俳諧師だけど、 懐かしく思う一茶との再会。 一茶の恩愛の情も著者(P・フォレスト)の恩愛の情も いつか時が解決する、というものではない。 まして、忘却などあり得るはずもない…。 けれど、いつか時を経て、 主体と客体が沁み込むように同化する時、 きっと、穏やかに流れる時間に出会う。 そんな気がした「さりながら」。

シンギュラリティ

将棋も囲碁もAIが勝利した。 やっぱりなのか、ついになのか、 AIはアート(ネイルアートじゃないよ^^)の世界も席捲。 人工知能が描いた絵画が$43万2500で落札されたし、 人工知能が描いた絵画がルーメンで金賞を受賞した。 シビア―な話題ではAI登載キラーロボットの国際会議が開催。 なんだか原爆はアメリカが先行したからじゃないだろうけれど、 キラーロボットはロシア、中国が先行しそうな勢いだ。 知識が皆無でもあっても、原発もだけどキラーロボットも拒否したいよね。 だけどこうして、AIの時代がリアルになってきた今、 足元では、やがてAIに仕事が奪われるだろう現実が始まっていて、 2025~2035年には49%の仕事が失われるという試算がある。 過半の仕事が失われるのを否定する人も少なくなった。 (そう言えば労働力輸入の政策、AIの時代をどのように見据えているのかな?) そんな人々の不安「仕事が無くなるかも…」への担保に 期待されているのがベーシックインカム (これは既存の社会保障制度とは異なる制度)という手法。 働かなくても、生活費が受け取れるという夢のような話。 究極、働かなくてもよくなった時の生産性、創造性、未来性なども大切だけど、 私が最も気になるのは精神性かな…、影響がとても気に掛かる。 既に、AI、ITの大手企業から資金提供を受け、 実験的に導入(オランダとかフィンランド等で)されているらしい。 どのように推移しているのだろう、進捗が知りたいよね。 けれど、未来に来たるAIの時代は、 私たちの想像を遥かに超えるものらしい。 シンギュラリティ (*1) を提唱するカーツワイルは 著書で2045年がそのポイントだといっている。 コンピュータと人間の知能を比較する「チューリング・テスト」には 2020年代の前半に、AIが合格する。 つまり、AIは人間を超える(ないしは並ぶ?)のが2020年頃と言う事らしい。 そしてシンギュラリティはその上の現象を意味 しているのだ。 (*1)   シンギュラリティ   数学や物理学の世界でよく使われる“特異点”を意味する概念。   AIで使われるシンギュラリティは、   技術的特異点(テクノロジカル・シンギュラリティ)を意味し   レイ・カーツワ

月が綺麗ですね^^

友あり神戸より来るまた楽しからずや…? 事業に成功したAは この田舎の垢ぬけない食文化に何を求めやって来るのだろうか? 地中海気候に似ているという神戸の野菜は美味いし。 明石の魚はもちろん食べつくしている。 そんな美食家の接待は気を遣う。 なのに、 「美味しい昼time探しておいて!」などと、気軽に言ってくる。 まあ、まずくても文句を言う人ではないけれど(*´v゚*)ゞ それにしても、美食家からお店探しを任されるのはシンドイ。 my work /co皿 この田舎に美味しいもの? ないわけない,,,じゃない…(?、だろうけれど。 普段、気にして散策していないからデータの蓄積がない。 そろそろ終わりの落ち鮎は高いだけで美味しくない。 マツタケは高すぎて手が出ないし、 10月も末だから鰻もいいけれど、 天然だと高いかな、でもマツタケほどではないだろう。 そう言えば引っ越してきてから、 国産マツタケも天然鰻もご無沙汰かな…(-゛-メ) まあ忘れているくらいだから執着もないのだけれど…と、 いろいろ考えあぐね時間がすぎた。 で、探すのも疲れそうだから「当日、探そうよ」と伝えた。 そしてとどのつまり、路面の定食屋にお腹を空かせ飛び込むこととなった。 そう、なんの変哲もない定食を食したのだ^^ 根野菜の煮物におしたしの胡麻和え、サンマの塩焼きにお味噌汁。 (多分自家製1年目のお味噌、熟成してないけれど個人的に香りが好きだ) 白いご飯にお新香2切れが、申し訳なさそうに添えられていた。 そして、、、お幾つぐらいだろうか ドッキリイイ女の心ある接客が、居心地の良い店だった。 美人とは、こんな人を言うのかもしれないなぁ~。 彼女の飾らない笑顔が、フルコース(?)のご馳走になった。             〆てお一人様、780えんなり。 「美味しい昼time探し」は好評だったかな? 帰り際、レジの前に立ったAが満面の笑顔で言う。 「ご馳走様、とても美味しくいただきました」 「おいしい」というのは お料理の味を誉めるだけの言葉でも、、、ないんだね。 何だか漱石の「月が綺麗ですね」みたいだな…(^_-)-☆