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5月 17, 2019の投稿を表示しています

西洋菩提樹とオーク

久し振りだねTV。 意図することなくチャンネルを選んだ。 お互い一人だけど、長生きしましょ… と語るゲストへ、司会者は答えた。 「…一人で長生きはさみしいものですよ」だった。 数日前のことだ。 キッチンに立ち、 スパゲティーを茹でながら電話をしていた。 …なのに、つけっ放しのTVの会話に聴き耳が立つ。 これって神業だ…、と思いながら。 (ノ∀`)・゚・。神業なんてことないよね…。 カクテルパーティー効果かな、きっとね。 ず~っと長く、気に掛かることだったのかも。 あの時、わたしは父に言った。 「ママの分まで長生きしてね」 その後いろいろな時間を過ごし、 時おり気になって思い出す言葉だった。 同じ言葉をわたしも受け取ったんだよね。 「彼の分まで、頑張って長生きしなくちゃね」 「○○さんの分まで長生きしてください」 同じような筋書きのドラマのラストシーン、 メインキャストのセリフにも定番みたいに聞いたっけ。 一人ひとり、いなくなることの意味は、わたしに分からない。 けれど、建ち並ぶ墓碑の下、 冷たく寂しい場所に命がねむるとは思っていないし、 あなたの命を代わって生きようなんて思いもない。 一緒に丘に立つ二本の木でありたいという思いが、 カクテルパーティー効果をもたらしたのかもしれない。 プリュギュアの丘の沼のほとりに立つ 大きな菩提樹と樫の木。 私達は 老いました。 なんの望みもありません。 けれどこの世を去る時、できる事なら手を携え、 二人一緒であれたら、こんなうれしい事はありません。                    ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ 世界が二分され、 グローバル化も深い傷を負ったかもって時代に 紀元前10~15世紀(?をさかのぼって わたしは何を考えているのだろう。。。 夫婦は他人、いろいろあるものだしね。 だけど、多くの人が辿り着きたいところ。 そんな本音が語られていると思いたい^^