投稿

12月 14, 2019の投稿を表示しています

風は吹く

イメージ
CODA (コーダ): Child   Of   Deaf   Adult とは、   耳の聞こえない親の元に生まれたヒアリングの子供たち。 彼らは、デフ ( ろう者)、ヒアリング ( 聴者)、 どちらの世界にも属せず孤独のうちにいる。 これは再放送された某番組のリード文要約。 東北大地震で聴覚障害者の死亡率は   健常者を含めた全体の死亡率の 2 倍なのだそう。 私は友人になろうとしていたろう者の女性を喪った。 そう、色々な障害があり、障害を持つことは大きなハンディ負う。 冒頭のドキュメントような二次障害(?)は、様々な状況に見られるもの。 ろうの子供を持つ親の心も理解する必要をあるって思ったのだけれど、 ろう者の間にも、ろう者と聴者の間にも、 橋渡しをしようとする方たちとの間にもバリアがあるのね。 「第二の言語を持つことは第二の魂を持つことである」   カール大帝が語る「魂」は、 それら言語に育まれた文化一つひとつに命があると言っているのだと思う。   大切なことは、 「手話」が私たちろう者が自らの道を切り拓いてきた 「生きる力」そのものであり、「命」であることです。 -全日本ろうあ連盟-   ろう者にとって「手話とは生きる力であり命である」との言葉は、 カール大帝の「魂」を裏付けるリアルな現実だと思う。 ろう者とその家族、そして健聴の私たちの間にある空気。 すこしさみしく感じるけれど、   どんな社会も様々な問題を抱えているものだ。 それらを知ったかぶりで声高に話す必要もないと思っていて ここでは、素敵なニュースを紹介したい^^ v 世界で一番新しい言語として、ニカラグア手話が認知されていた事だ。 1970 ~ 1980 年に自然に発生したニカラグア手話も日本手話と同じ歴史を歩み、 その間ろう者の子供達の間だけで交わされながら、子供たちの力で文法化され、 手話を確固たる言語として成立させていたと記されていた。 子供たちの素朴な願い(みんなと話がしたい)が言語を生んだのだと思う。 きっと、全ての言語のはじまりは、 他者とコミュニケーションが取りたいという、 素朴な思いから生まれたのに違いないと思う。