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彼らはどこにいるのか(Ubi sunt?)

そうだね誰にもいろいろあるけれど… 今も昔も若い恋が描くストーリーは無謀なことがあるものね。 今じゃなくても、まだまだ時間はいっぱいあるし、 慌てなくても君はお母さんに似て美人なのだから、 そう思ったのだけど…^^ 時は、瞬きに過ぎてゆくものだから。 今の君にしかできない事って確かにある。 そう、きっと「命短し恋せよ乙女」だ。 主人公とブランコの揺れる光景は幾度か繰り返され、 そしていつか、ブランコだけが揺れて残る。 そう、君がこれっきりしかないような恋をして、 沢山の時が過ぎ、沢山の厳しい冬を乗り越え いつか、繰り返される人生を振り返るだろう。 そして過ぎた日を重ねる時が来る。 君は 「彼らはどこにいるのか(Ubi sunt?)」と尋ねるだろう。 けれど、なつかしい姿はそこに無いかもしれない。 でもその寂しさは、 きっと、宝物になるのだってね、 そう、思う。