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起き上がり小法師 

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『はりころばしに題す』という詩を読んだ。 はりころばしとは「起き上がり小法師」のことらしい。 会津地方に古くから伝わる縁起物で、起姫(おきひめ)と言うようだ。 △我が家にやって来た起き上がり小法師。 30年ほどの歳月が流れたにも拘らず、 私の世間との差し障りは一向に減らない… 人のなげうつに任せ 人の笑うに任す さらに一物として 心地に当たるなし 語を寄す  人生若し君に似ば 能く世間に遊ぶ  何事かあらん                  良寛 (人に打たれようと笑われようと、一つとして気にしていない。 人生をあなたのようにして過ごせば、世間は何の差し障りも無いものだ) 深く 考えさせられた。