投稿

2026の投稿を表示しています

なんだかなぁー

なんだかなぁ… 智に働けば角が立つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だ…(草枕)   住みにくくてなのか、そうして事を荒立てず まずまずで生きるようになると…。 確かにほとんどのことはまずまずで、どうでも良いことなのだけれど。 肝心なものも、まずまずと言いながらどこかに置いてきたらしい。 「なんだかなぁ…」と呟く。 日本人も意識が欧米化して自意識過剰と言うのか まずは自分が一番と考えることがおおくなった。 …… そんな生き方も一刀両断に否定はしないけれど。 相手を貶すだけの(欠点を探すだけの)自称評論家の類もいっぱい。 世界(欧米、アジア、アラブetc)のニュースもどこの国も一緒で、 大衆の動揺を煽る報道が多いしな~~~ おばさんレベルの、おじさんレベルの、子どもレベルの論理にとても疲れる。 「あんたはそうじゃないのか!」と問われたら、返事に困る私も居て、、、 だけど、ネットの交戦に生き残りをかけるTV(バラエティー番組)は問題外、 報道番組もレベルが低くなって、 あのコメンテーターや専門家ですと言う有識者がやっぱお粗末だ。 私レベルの人間がそう思うのだから、 ちゃんとした知識人はどう思っているのだろう。 某新聞の体たらく事件からだと思うけれど…? 昔から学者だってジャーナリストだって、 自分の名声をあげたいのは古今東西変わることもなく連綿とある人間の性。 加えて、アメリカやEUの個人主義や訴訟文化の影響だろうな、 「人類、みな平等」だなんて、妄想は持たないけれど、 君たちのスローガン「自由と平等」の裏、 根深い人種や宗教の優劣意識は何なのさ。 そう言えば、昔、アメリカで出会った黒人が言う事にゃ、 黄色人種は自分たち黒人より劣るのだそうで、 黒人は「black is beautiful」だと自慢げだに語っていたことを思い出す。 彼らは白人に差別されることは甘んじて受け、 そのはけ口にアジア人を差別するんだから困ったものだ。 でもね、黄色人種に対する黒人の差別意識は 「自分よりも劣っている存在を見つけて安堵する」という空しいもかもね。 ここんとこが、人間の人間たる所以だね…。 何処かの誰かが世界的流行語にした「フェイクニュース」。 ほんと、日本の報道機関も、 調査もせずネットで見つけた知ったかぶりの学者に代弁させる。 いろんなことがその場限りの「喉元過ぎれば...

忍耐          

  待つ忍耐… 月一で俳句の会に参加している。 空間プランニングの企画を生業としていたことがあり(クライエントの心を掴む必要性が絡むキャッチコピーを書いた)そんな乗りで一句…。という調子だから、ちょい異邦人メンバーかも知れない。   若くて詩など書いても始まらぬ。本当は待つべきものなのだ。 一生涯かかって、しかもできたら年老いるまでの長い時間をかけ、 やっと、 10 行ぐらいのいい詩が書けることになるかもしれぬ。 詩は感情ではなくて経験である。 さまざまな思い出を持たなければならない。 だが、思い出を持つだけでは十分ではない。 思い出が多い時には、それらを忘れることが出来なければならぬ。 ふたたびそれが甦ってくるのを待つ。 待つだけの大きな忍耐が必要なのだ。                          (マルテの手記) 「芸術上の作品は無限に孤独なもの。 批評によってはとうていこれに達することはできない。 ただ愛のみがこれを捉え引きとめることが出来、公平である…」 自分自身を信じ続ければ、あなたの過ちを、 あなたの内面生活の自然な成長が、徐々に他の認識へ導いてくれる。 芸術家であると言うことは、計算したり数えたりしないことだ。 それは樹木のような成長なのだ」 ってねリルケは言う。 AIを友とする輩には「何と滑稽に映ることだろう…」 でもさ、これって芸術だけではなく、生きることそのものだと私は思うのだ…、だけど…。 まあ何れにせよ、そこんとこの輩に解りはしないだろう。 そうだね。 一生をかけて、たった 10 行の詩が書ける…。 そんな時間を過ごせたら…。 晩年のリルケが友人に書き送った書簡には、 仏訳された上島鬼貫の句が記されていた。  咲くからに見るからに花の散るからに  上島 鬼貫 リルケは 「ただ、それだけです。まったくすばらしい!」   と感動する。 我が家から 15 mほどの距離に、 夕暮れの わずかに汗ばむ夜、 近くの水路に蛍が飛ぶ。 差し出す指先に蛍がとまった。  こいこいといえど蛍がとんでゆく  上島 鬼貫 忍耐のリルケに、リルケが魅了された上島の句に、頬杖ついて思う。 わたしの現状は、待つことも、とうの昔に忘れた時間を生きていて、 ふたたび甦るのを待つ大きな忍耐しかり、 たった1~2時間待つだけの忍耐すら、ない。 それでも...

自分のcocoroくらい

会えなくなった人がいる。 触れていた手を力なく握り返し 「さようなら」だなんて 顔色一つ変えず言ってくれちゃって。 まあ、それはそれで、いいではないか… だから暗い夜は灯りをつけて眠る。 そうして自分のcocoroくらい自分で守る。 暗いと眠れないことが増えたからと言って ずっとそうだったのではないし 今も、ずっとそうなのでもない。 ただ、そんな時があるということ。 ただ、それだけのことだ。
小さな真理はグラスの中の水、透明であきらかな言葉をもち、 大きな真理は海の中の水、暗く神秘的で、偉大な沈黙をもつ。                         TAGORE