おんなともだち



きみはまだ覚えているだろうか
やがて巡りくる春さえも
匂をちらつかせたまま
6m道路を隔てるだけなのに
なんと遠い夢だと 思っていた頃を



三人三様の時間は足早に過ぎ
それぞれが選んだ道から
少し距離を置いた互いのプライドが
古い窓ガラスに歪んで映る
道を隔てた遠い夢は 
みごとな嘘をついていたようだ





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