あそぶ星10日53
遊そぶ七つの星
惑星が水、金、火、木、土星しか知られていなかったころ
地球は宇宙の中心であり、太陽も月も惑星でした。
古代バビロニアではこれらの七つの星を
「あそぶ星」と呼んでいました。
これらあそぶ星を地球から遠い順に並べると
土星・木星・火星・太陽・金星・水星そして月。
この時代、土星の外に惑星が発見されておらず、
土星は宇宙のはての境界でした。
だから第1日目は
最も遠い土星が全体を支配すると考え、
「土星の日」として、はじめに土曜日が決まりました。
「土曜の日」の一日24時間の1時(0時~1時)を土星、
2時(1時~2時)木星、3時(2時~3時)を次の火星……と、
遠い星を順番に当てはめていきます。
最後の24時(一日が終わる時)は火星になります。
次の第2日目は
火星の次の七曜星は太陽ですから、
太陽が支配すると考え、「太陽の日」として日曜日。
「太陽の日」もやはり1時を太陽からはじめて、
2時を金星、3時を水星……としていくと
今度は24時(一日が終わる時)は水星になります。
次の第3日目は
水星の次の七曜星は月ですから、
月が支配すると考え「月の日」として月曜日。
後は(省略)…………、
こうして、遊ぶ星の一週間がはじまったのですが、
生れた時間は、とどまることなく老いて行くのです。
コメント