10分の重力の歪み
「約束の時間に少し遅れます」とメールが入った。
少し…、
少しってどれくらい?
あなたの言う少しの時間と
待たされる私の少しの時間
どうやら感じ方が違う。
10分程を過ぎたころ
朝はまだ長袖のシャツが欲しい頃なのだけど、
汗を滲ませあなたが駆けてくる。
何だか私の時間はいつも
どちらかと言えば待つ10分の認識じゃなく
待たせる10分を生きていた。
いつも走っていた私の姿がある。
「時間が早く過ぎると感じたら気を付けろ」だなんて、
いい加減なこと言わないでよね。
恋人を待つ時間はたった1分でも長く感じるけれど、
共に過ごす午後はあっという間に過ぎるのだから。
確かな恋人を待つのならいいけれど
世の中って、いろいろ待ち人も事も来たらずだし…
あっ!これってアインシュタインの
相対性理論の話に似ている… (ノ∀`)・゚・。
そう言えばアインシュタインの一般相対性理論が、
重力の場の存在を予言してから≒100年目
念願のブラックホールをつかまえてしまったから
どうやら
重力レンズで時空は歪むってことは本当らしいし、
目に見えない欲望の重力で
情けないかな
私の認識レンズに歪むのは時空どころじゃないから、
だから
何にも分かっちゃいなかったと、やっと、
やっとそれくらいが分かって来たこの頃。
書きたいことがあったのに
何だかどうでもいいことかもしれないと却下。
少しずつ、過ぎる時間が急ぎ足になってきた。
(@_@;
これは確かだ!
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