生きる価値

 

 

きっと、探していたものとは異なる答えを見つけたのだ。
 
 
数年前の記録映画。
邦題 :『ダウン症のない世界?』
原題:A World Without Down’s Syndrome?
制作:Dragonfly Film Television(イギリス 2016年)

 
 
ダウン症の息子を持つ女優で脚本家(サリー)が
出生前診断の結果を受け、中絶を選ぶ女性が多い現実に
医師や制度の問題点を探るものだった。
 
出生前診断の精度が上がったことで、
イギリスではダウン症の子どもが生まれる確立が高い場合、
90%の女性が中絶を選ぶデータが紹介されたていた。
高福祉社会のアイスランドでは100%とのことだった。
日本ではどうなのだろう?
 

 
 
 
ダウン症(21トリソミー)協会によると、
2013年に新型出生前診断(NIPT)が導入された日本では
現在までにNIPT陽性で出産に至ったのは3例しかないとのこと。
つまり99%以上が人工妊娠中絶を選択している。
命の選別だと言われもするが、深い悲しみがその裏にある。
そう思うと、パラリンピックを控えて
未だにコロナ重症患者の命の選択を、
あなたのその軽い頭の中に、まるで哲学があるかのような顔をして
軽々に口にする愚かな医師がいるのは何とも悲しい。
あなた達は学ぶべき何かを間違えている。
 
 
 



コメント

あきのの さんの投稿…
コメント:akigasumiさん
おりしもパラリンピック開催中ですね。 今までは避けて見なかったのですが今回はしっかり見るつもりで なぜそう思うのか我ながら疑問です。 科学や医学の発達は怖ろしいことでありますが 人の弱さ浮き彫りにすると同時に救済もしているのでしょう。 代償として心に深い闇を残して。 やはり勇気の要ることです。

返信:あきのの
コメントへのお返事を書いていて、 記事をUPしておきながら、スポーツの世界だけの話に終わらなくて、 かと言えど、フリードマンの市場原理主義に躍った小泉や竹中を語るには知識不足です。 ただ、スポーツに限らず全ての文化、そして科学や医学も、 この資本主義マネーに美しくなのか醜くなのか、豊かに太っていったのは確かですね。