灯油一缶と帰宅 



昨年、友人の家で石油ストーブの上にお湯が沸くのを見た。
灯油を燃焼すると大量の水蒸気が放出されるけれど、
そこのとこは室温が上がれば飽和量も増えるから、
どれくらい湿度が適切になってくれるかは分からないものだけれど、
加湿器から放出される水蒸気は味気ないものだなって思った。

我が家の暖房は電気で補っている。
パネルヒーターやオイルヒーターは立ち上がりが悪いし
強風でエアコンも使って、遠赤ヒーターも使う。
乾燥がつらいから加湿器を使って45〜55%を何とかキープ。




誰だか
「銀杏はね雄雌があって、雌は40個に一つしかないんだ。
一妻多夫の世界なんだね」といいながら、
石油ストーブの上で銀杏を焼いていた。

私は思い切って石油ストーブを購入したのだけれど、
肝心の灯油が無いのに気が付いて、近くのホームセンターに走った。
ホームセンターの前には「早咲きのチューリップ」が芽を出していた。
手が伸びそうになったけれど、
人間のエゴで冷蔵庫に長期閉じ込め、低温処理をして
花を咲かせるのも何故か切なくて、
おやゆび姫を育んだ花はチューリップだったよね。
雪の中じゃおやゆび姫も寒かろう…。
チューリップは諦めて、灯油一缶と帰宅した。
さて、ストーブの上で銀杏を焼く。


 

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