さよならの夏が過ぎる

父と母の墓を訪ねた。

兄の家は天井までの広い窓に、外断熱。

屋根にパネルを設置、蓄電池を設備して、

メンテが高くつきそうなオール電化になっていた。

SDGsなのだそうだ…。

当たり前だけど時代は変わり、

実家は遠くなるものだと気が付いた。

それにしてもパネルのランニングとイニシャルコストの

環境負荷はリアルに計算すると、どれくらいなんだろう。

中国製造じゃ商品が安そうでもその後に問題ありそうだ。。。
中国が儲かるだけの太陽光など要らないし。。。

2012年に固定価格買取制度が導入、太陽光は加速度的に増えた。

太陽光パネルは、製品寿命が約25～30年。メンテもままならない。

そこから太陽光発電事業は2040年頃には終了とされる。

その際、太陽光発電設備の太陽光パネルを含む廃棄物が出る。

問題山積みのカーボンニュートラルってことだ。

太陽光パネルの廃棄に関する懸念をダラダラと書き連ねると、

障壁が低いから、誰でも参入しやすい事業だったことがある。

しかも統一教会じゃないけれど、

事業の途中で事業主体や社名がコロコロ変わる、

問題が起きた時の責任が不明瞭になりがちだ。

そして、パネルも蓄電池も

様々な有害物質が含まれているということ。

中国の製品がほとんどだから、

これって耐用年数が来て破棄されるとき、

問題発覚だろうな。

昔、某大学院（中退しちゃいましたが）

建築工学に籍を置いていた頃は、

太陽光発電に日本も土俵際の片足を残していたように思う…

何れにしても、私が院を中退したころには、

中国が世界を制覇していた。

結局は中国に技術を取られ市場を取られた。

日本は製品が良くてもコスト高で撤退やむなしだったのね。

だから、太陽光発電設備の大量廃棄の問題が解決されないまま、

太陽光パネルの大廃棄時代の暗雲が垂れこめている。

当時から問題視されていた使用済み太陽光パネルの廃棄だ。

これって、ままならないだろうな。

まるで誰でももうかる商売のような触れ込みで

事業者をつのった太陽光電気事業。

素人の彼らがコストのかかる廃棄処理を行わずに、

有価物だとしてあちこちにパネル放置するときがやってくる。

世の常だ、不法投棄も増えるだろう。

そもそも太陽パネルに蓄電池は本来必修アイテムだ。

家庭用蓄電池の「法定耐用年数」はエコキュートと同じ6年。

すれば、蓄電池10年～15年の使用年数が想定される。

つまりコストがかかるし、買い替えメンテも大変だということ。

中国製の家庭用蓄電池の廃棄も重なり、問題山積は目に見える…

電気自動車だって同じ問題を抱えているんだから。

動かしているときはSDGsでも、

パネル制作時に結構CO2は出ている筈だし、

肝心なのはその後の廃棄。

けどどうしようもないのだ。

日本が素晴らしいい技術開発をしてきたのに、

欧米には強引な横やりを入れられ、

引きずり降ろされてきた歴史がある。

それにね、今じゃ日本の企業の多くは中国資本が占める。

この夏携帯をAUから楽天にしようかと思ったけれど止めた。

なぜって資本は中国、だけど運営は楽天だといっても、

お金を握られ中国の思い通りしか動けない企業と言うことだ。

三木谷氏は日本人じゃないの噂も真実かも…。

まあ、いづれにせよ突っ張ってみてもどうすることもできないほど

日本の企業は中国にズブズブだ。

政治家が統一教会とズブズブどころの騒ぎじゃない。
ただね太陽光パネルをご使用の方は蓄熱電池を設備して、

自分たちで賄ってほしい。
中国が儲かるために、

君たちの売却する余剰電力を代わりに支払いたくないし。

パネルの残骸で日本の国土が埋め尽くされるなんて見たくもないし。

君たちで中国応援して過剰な料金の責任取ってね。

日本の国土が破壊されていく責任もね。

狭い日本の国土なのに、住宅は土砂崩れが起き、

川の水が増水するところに建てるしかないのに、

後生大事に太陽光パネルは緑地を破壊して、

安全地帯に鎮座している。

大地の保水力だってなくなっちゃうし、
景観だって虫食い状態の醜さが酷いんだ。

豊かさとは何だろうとおもう。

ご時世に最先端住宅の実家（？）は父の影も母の影もないし…

当たり前のことだと理解できるけれど淋しくある。

あのときから、私と実家の時間はゾウとネズミだ＾＾

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの

よしや

うらぶれて異土の乞食となるとても

帰るところにあるまじや

犀星の詩がしみじみと伝わる。

色々なことが遠くなって、さよならの夏が過ぎる。