北欧の国々の実体は中身がなさすぎる



「男女平等な国、スウェーデンに学ぶ」だって。

アイスランドは…だとか、スイスは…だとか。

比べて日本は女性の地位が低いだって。

ちゃんと仕事すりゃさ日本の女だって

かなりの高収入と世間的地位も手に出来ている。

国際評価って、何だかちょっとじゃなくかなり変だ。

北欧の女性首相達が政治を動かしているようにはとても思えないしね。

メルケルもそうだ。


以前(2020:10:10)の記事をピックアップ
ニュースが流れた。
 ドイツで9日新型コロナウイルスによる1日当たりの死者数が
 過去最多の590人となり、
 メルケル首相が珍しく感情をあらわにして危機感を訴えました
日本の記事の扱いは英雄並みのお母さんとして、
彼女の演説が「心に響きました」だなんて、
感動のまなざしを向ける言葉が幾つか躍ったものだ。
彼ら能力のない評論家が言うには、「手を上下させて感情を込める」
「国の指導者はこのようでなければならない」
「・・・ねばならない」だなんて、
こんなことが「ねばならない」ことなのだろうか?
「そうじゃないと国民はついてこない」
確かにそうだね。愚かな国民が歩んだ歴史が物語っている。
内容は別にしても、ドイツの指導者ヒトラーの演説もそうだし、
アメリカの指導者トランプ氏もそうだ。
私には、メルケル女史の
手を上下させて感情を込め、熱く語る演説の雰囲気に
ナチスドイツの映画に登場した人物、
アドルフ・ヒトラーの姿が強くダブった。
激情型の演説は人を動かすようだ。
運悪く、経済優先が顕著な象徴として
コロナ禍で露呈した移民の非道な扱いに
収容所が重なってしまったからかな。。。
情熱的演説が報道され、あちこちの国の大衆を熱狂させる、
何となくナチスドイツのヒトラーを想起してしまった。
日本では、地味な総理に対して、
「メルケルさんのように感情を表に出して訴えろ」
とアドバイスをする人が続出だ。
世界は昔からおかしいままだけど、
日本の評論家や有識者を自称する人たちの、奇妙な価値観。



彼女は今のロシアや中国を悪い意味で抬頭させただけだ。

経済志向しかない政治家や経済人達の思うがままだった。





七、八年前だった。

「ダウン症のない世界?」イギリスのドキュメントが放映された。

ダウン症の息子を持つ俳優で脚本家の女性が出生前診断の結果を受け、

中絶を選ぶ女性が多い現実に、

医師や制度の問題点を探る記録映画だった。

出生前診断の精度が上がったことで、

イギリスではダウン症の確立が高い場合、

90%の女性が中絶を選ぶデータが紹介されたていた。

高福祉社会の地位が高いアイスランドでは100%だった。

北欧諸国が牽引した高福祉社会は、

いったいどのような姿を目指したのだろう。

何処に精神的指針を見出せばいいのだろうか、大きな疑問が残った。


そして昨日(2023314)の、フランスF2の報道だ。

80年前のスウェーデンにおいて、

「虫歯と糖分の関わりについての実験」が行われ、

そこでは同意なく精神障害者の人体実験が行われたことを伝えていた。

映像化されているにもかかわらず、情報にアクセスできない。

もちろん、障害者を人体実験にしたことは大きな問題だが、

福祉社会牽引を豪語する北欧の国の政府が、

今日までのその事実を隠蔽していたことこそ

とても重大なことである。

 

そんな日本も他国を笑えたものではない事実がある。

東京パラリンピックを控えていた折、コロナ重症患者の命の選択を、

まるで人間哲学があるかのような理論立てをし、

軽々に「高齢者の命の選別はやむを得ない」

と口にする医師がいたことを思い出す。

その頃、当のスウェーデンでは、

既に高齢者の命を選別をするというニュースが流れていた。

それを受けての日本の医療従事者の愚かな判断であろう。


生産性を期待できず、社会のお荷物であるとする価値認識が

高齢者の命に対してあるのだろう。

しかもその正当性を担保するかのように、

高齢者達にインタビューをして

命の選別を納得する高齢者の声を紹介していたのだ。

熟慮すれば、否しなくとも、

重度障害者や身体障害者が、

同じ選別基準に乗ることを意味することになる

 

ノーマライゼーション思想を源流とする北欧諸国は

何を物語るのだろうか。

高福祉社会、ノーマライゼーションの理念とは

いったい何なのだろうか。

これが北欧先進国の実体だ。

何処に弱者に対する国家があるのだろう。


健常者も障害者も高齢者も老若男女、

互いの違いや、それぞれの生きる価値を認め合い、

頼りあえるノーマライゼーション社会をこそ

再考する必要性が有る。そう思えてならない。

欧米は最高だなんて、どの面下げて語るのか。

日本の知識人有識者なんて、この程度なのだろう。

日本人の情けないほどの自立の無さだ。



コメント