雪おこし  


妹からLINEが入った。
「雷が鳴ったのよ。2回ほどだけど、今時珍しいでしょ」
「この季節の雷を『雪おこし』と呼ぶって、母さんが言ってたっけ…」
とおの昔に忘れていた時間が、私のほら左脇の、
そこんとこに3Dで映し出されたんだから驚いた。




育った日本家屋は今の時代よりうんと寒いはずだし、
たいした暖も無かった気がするのに。
それって、冬の寒さの記憶ではなく、何だかあったかいのだ…。

自然を語る日本語の所為だと思った。
他国の言葉にはない、美しいし日本語の特性だと思った。
母さんが残していった記憶だ。



コメント

kanata さんの投稿…

こんばんは。
二月は逃げるといいますがもう半月も経ってしまいました。
雪。東京は大騒ぎでしたね。
ひと冬だけ雪国で過ごしたことがあります。
二階の窓から出入りしたことがあります。
通学時には細い道が作られていました。
雪かきをして踏み固めて細い道ができていました。
ありがたいことだと今も思います。
でも汚い者がすべて隠されて美しかったです。
そのぶん、雪解けは汚れがあきらかなになっていって哀しいものでした。

私は無宗教です。
すべてのものに神が宿っているという教えに納得してます。
八百万の神に通じているのでしょうね。
あきのの さんの投稿…
>汚い者がすべて隠されて美しかったです。
>そのぶん、雪解けは汚れがあきらかなになっていって哀しいものでした。

何となく似たような哀しいものを雪解けに感じたことがあります。
それでも時が過ぎ、どうにもならないことは分かっていますが、
今の私に反省しきりです。

わたしもおなじく無宗教です。
人間の力では如何ともし難いものがあるのでしょうね。


それはニュートン、ガリレイ、ケプラーにも、
遡ればピタゴラスやアルキメデスも説明できなくて、
もちろんアインシュタインにもボーアにも…。
だからと言え人間が創った神にはとうてい無理です。

自然の摂理という言葉でしか言い表せなくて…。
それって、アインシュタインとタゴールの対談に通じている気がします。

私も、kanataさんに同じです。

〉私は無宗教です。
〉すべてのものに神が宿っているという教えに納得してます。
〉八百万の神に通じているのでしょうね。

同じ「神」という単語ですが、
「すべてのものに神が宿っている」とする神は自然のことわりなのでしょう。
それは人間が創り出した民族に君臨する神々とは違う気がします。