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時が過ぎるということ     

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時が過ぎるって、こういうことかな。 そう、やっと分かることもあるってね。 こころ おかあさまは おとなで大きいけれど お母様の こころは小さい だってお母様はいいました 小さい私でいっぱいだって 私は子供で小さいけれど 小さい私の心は大きい だって大きいお母様で まだいっぱいにならないで いろんなことを思うから          (金子みすず)

3つの夜想曲より:愛の夢   

久し振りにリストを聴いた。 ショパンは我々の中で常に異邦人だったと言ったリストは ショパンの作品を愛し、ショパンに対し最高の賛辞を惜しまなかった。 「ショパンは魔術的な天才でした。誰とて彼に比肩するものはない」                           (リストの手紙)

・・・、  

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色々あった。

迷える小鳥          

タゴールとアインシュタインの対談(1930/07/14) 「あなたは神を、この世界から遊離・超越したものとして 信じていますか?」 アインシュタインの問いかけに 「私は神を信じています。 けれど神は世界から遊離・超越してはいません。 人間の無限のパーソナリティーは宇宙を包含しているのです」 とタゴールは答えている。 「この地上に人間が一人もいなくても宇宙は存在する」 と主張するアインシュタインに対し 「神も含めあらゆる真理は人間が存在してこそ成り立つ」 とタゴールは言うのだ。 「宇宙の存在を感じているのは人間に他ならない」 ということらしい。 物理学者アインシュタインは 「宇宙の実在がなければ科学というものも成り立たちません」 う~ん、なるほどです!!! インドの詩人タゴールは 「科学も人間が生んだもの、実在を感じるのも人間。 人間というものがこの世の中に存在しなければ、 この世界そのものが無なのです」 これもね、う~ん、なるほどです!!! タゴールを知ったのは キューブラー=ロスの著書『死ぬ瞬間』の 章の扉に挿入されていた詩との出会いだ。 あれは二十年前の事。     タゴール詩選/迷える小鳥     176    瓶の水は光っている、海の水は暗い、    小さい真理は明らかな言葉を持ち、    偉大な真理は偉大な沈黙をもつ。

あきしぐれ 

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男と女 魅力的な男と女の関係というのがある。 そこに一つの哲理を思う。 拾い読みの、ページをめくる手が止まった。 女性の死に際し、おくる言葉が綴られていた。 そこからヘルダーリンの三篇の詩をピックアップ、 たった三編の詩だけれど…。 しばらく、何も考えないで綴るから、 傍で聞いていてください。

カリカリ  

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このミルと、何十年を一緒にすごした。 泣いたり笑ったり、忙しい人生だったne^^

俺の人生           

眠れない夜だった。 「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」                  藤原新也著    コスモスの影に隠れている十四の人生が綴られる。 写真家としてのイメージが強いから 視覚情報のリヤリティで読み始めてしまった。 だからかな、写真のインパクトから言えば物足りない。 それでも、年の所為か目頭がチクチク。 随分時間が経ったようで 気が付くと、とうの昔に三丁目は過ぎ、 わたしは次のページをめくっていた。 どこに行こうとしていたのか… 名残惜しい 時間と空間が抜け落ち、 季節の狭間を雨が降る。 外は冬の気配。 ノイズ交じりのドーナツ盤が、 もうひとつ、私の人生をプラスして、 十五の人生を追走する。 彼は本当にいい声だ。   俺の人生 ジャン・ギャバン 僕は子供の頃 大人の振りをして 声高にはなしたものだ おいらは知っている おいらは知っているんだ…と それが最初だった それは人生の春だった そして18になった時 僕は言った 分かっている これでいい、分かっているよ…と   そして今 過ごした日々を振り返り 歩き回った足跡が残る大地をみつめながら 私は何も分かっちゃいない 分かっちゃいなかった、と繰り返す …………………………