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月明りで本を読む

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目が覚める、そんなことが数度あった。 月はかなり明るくて満月は0.2lxぐらいかな、 星明りはいろいろで0.001lx…くらい? きっとね^^ 月も周りが暗いと、0.2lxであってもとても明るくみえるものだ。 もう少しだけ眠りたい、そう思ったのに目が覚めた。 昔の人が窓の月で文を読んだかの真実は知らないけれど、 人間の適応力ってすごいものかも知れないと思った。 人間の目の順応範囲は月明りから晴天の太陽まで、 その刺激域は感覚機能によって幅にも差がある。 アフリカやアマゾンの奥地で暮らす土着の民は 町ン中で暮らす私達より視力も聴力も良いらしい。 それって、なんだかすごいと思う。 素潜で水深60メートルのところに10分以上潜り続ける漂海民族も存在する。 自分たちは世界の中心じゃないという文化に生きる民族もいる。 わたしは世界の中心だと思っている人ばかりの世の中で、 なんて謙虚な人たちなのだろうってね、感動ものでしょ。 わたし達は自分が世界の中心だと言う文化に生きているから、 右とか左、前と後ろと言う自分を中心にした語彙を使う。 つまり、右とか左とか前や後は、この私が中心というの文化に生まれた語彙だ。 何もない広い草原のど真ん中で生きる知恵は、 自然の秩序に基準を置くことが大切だ。 『右に曲がってとか左斜めに行ってください』は通じやしない。 『ここを北へいって、大きな木のその先を北北西に…』 と方位で会話することになる。 つまり自然の秩序に身を置くこと、 そこにふさわしい言葉で彼らの社会・文化が構築されるのだ。 その社会への適応力で彼らの感覚は磨かれ、 磁覚(方位)を感じ取ることが出来るようになったらしい。 そこで彼らの価値観も育つのだろうな。 だから彼らは自然に生かされていることを 本当の意味で知っているのかも知れないってね、そう思った。 ところで、 彼らが持つ地磁気を感じる『磁覚』は、 渡り鳥やサケやミツバチなど多くの動物が持っているものだ。 実は、人間も昔は持っていたのではないかと言われている。 けれど人類の慈覚は文明の発達の中で、 必要がなくなり退化したのだろうってね。 でも、人体は磁気を感じ取る働きを左右する、 ミネラルやタンパクをたくさん持っているということから、 利用できなくても感じ取る力は残っているのではないか、という説もある。 なんだか自然と本当の意味で

人間社会はそんなものだ

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今始まった事じゃないから、驚きもない。 ただ中国発のコロナが原因で日本人へのヘイトは考えさせられた。 そうか、アジア人はみんな一緒なんだってことね^^ そもそも、白人優位の思想が根底にあるからなんだろうな、 否、黒人も、イエローにヘイトするんだから優位意識は白人だけじゃなさそうだ。 多分ね、黒人は白人に下等人種扱いされていることの鬱憤晴らしの対象として、 そこにアジア人がいたと言うことなのだろうな。  アジア人同士(日本と韓国)の感情のもつれは、 政治的思惑も絡んでいる気がするけど… どちらにしても、アジア人は一番下等人種だってことかも…、 なるなる! どうでもいいこと過ぎて、笑えて来る。 アフリカ人は黒人の子孫だとして、 アラブ系やスラブ系の人種はどうなんだろう。 ユダヤ系もある。 まあ、みんなで殺し合いをしない程度に互いをヘイトし合って、 我こそは偉大なりってね、 「マイファースト」で頑張ればいいんじゃないかと思う。 どんなに引っ繰り返ったって、人間社会はそんなものだ。 全ての人間が賢くなれるはずもないってことに加えて、 賢いからって、人間として優れてることともイコールしないし、 権力や資金力を持ってるからって知性とイコールしないし、 まあ、個人と言う人間自体が ある時は誰彼と憎んだり、案じてみたり、 ある時は人を馬鹿にしたり、愛おしく思ったり、 君の心の方向性も定まることなく、 フラフラ揺れっぱなしなのだから。

オリンピックは要らない

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「組織は腐敗するものだしね」 などじゃくくれやしない、IOCは可笑しな世界だ。 膨れに膨れ上がったIOCファミリーがいっぱいぶら下がっている。 お金と既得権が大好物の商業主義が屯する。 そろそろ、我々大衆も、賢くなってもいいんじゃないだろうか。 幻想から覚めてもいいころだと思う。 スポーツ精神だ、世界平和だ、自由だ平等だなんて 高らかに歌い上げ、大衆を巻き込むから始末に負えない。 IOC組織の中身は既にそんな精神など形だけの抜け殻、 お金お金の 商業主義に動くだけだからどうしようもない。 確かに森氏の軽率な言葉は、お笑い芸人ならまだしも、 上に立つリーダーとして失格だけれど、 彼の発言のどこが切り取られ、尾ひれがついて、 どのように訳され、各国でどのように報道されたかも知る必要がある。 こうした偏った報道の仕方は ニューヨークタイムズや日本の朝日新聞、毎日新聞など、左翼系報道に見られるものだ。 彼らも報道しなければならない視点が狂いすぎだ。 単純に正義(一側面だけの)の御旗に酔い、 相手を批判する、批判し合うだけじゃどうにもならないってことだ。 話はもどって、 IOCなどは、最初に掲げた崇高な精神など形だけになって、 精神にはそぐわない組織になっているのだ。 その腐敗した組織IOCを行脚する既得権者たちの問題もある。 後押しする資金源NBCの強かさは何なのだろう? 言いなりになるしかないIOCも、従うしかない 力も知恵もないJOCも、 もちろん足の引っ張り合いの日本の政治家たちも、 声高にご意見番になった一部のオリンピック選手も、 深く考えず行動するボランティア辞退者も、 そしてウィッケンハイザー氏、君の主張する正義を通すのだったら、 人権問題を抱える中国の冬季オリンピックをボイコットするべきだ。 「えっ、中国からは袖の下が届いてるから無理です」 と言う言葉が返ってきそうだね。 それに女性差別を問題にするなら、 パリ・オリンピックが主張していた イスラームのベール拒否問題の方が、 愚かな森氏などの言葉より大きいことも分かってるのだろうか。 あのベールの話はどうなったのだろうか? 国際女性権利同盟(サルトルの伴侶だったボーヴォワールが創設)が中心になって パリ大会ではイスラームのベールを被った女性アスリートの国を除外しろと、 国際オリンピック委員会に働きかけていたんだ

ステンレスの錆

 虹は二色だという文化があって、それを了解している国は、 その社会が基盤を置く言語に構築された実在を頼りに成立している。 わたしはゆっくり流れる時を歩いていた。 死ぬほど退屈なぐんじょ色の空にあくびを三つ四つして、 そしてだだっ広いだけのぐんじょ色の空の下、 そこにつながる海の向こうを夢に見た。 わたしはその先に何があるかなどわからないまま海を渡り、 そこの国では素足じゃなくて靴を履くのだとしった。 だから最初に白いソックスを買った。 そしてそれから赤い口紅を買った。 あれやこれいろいろ買って、そうして…、 一つひとつ退屈だった日を捨てた。 やがて何を買っても心が喜ばなくなったとき、 摩天楼に見上げた空はあまりにも小さいもので…。 海の向こうに夢があったかわからない。 ただ少しばかりの心残りは、 退屈な日々と一緒に捨てたぐんじょ色の空だった。 ステンレスの錆はまだ針の先ほどだと思いながら。

倒木更新

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できるだけ自然のままを残しているってね 人の手が入らないその森で数百年も生き続けた檜が倒れた。 檜の倒木は、年月と共に朽ち果て、表面に苔がはえ、 そこに種子が落ちて、檜の子が育ち始める。 これが『倒木更新』だと 道理をわきまえた人は続ける。  「そこは下草に邪魔されないから光がよくあたる。  倒木の豊富な養分と苔による適度な保水力によって、  檜の子はよく育つ。  親は子のために身を横たえる。  年月が過ぎ、檜の子が大きくなり、  倒木はやがて消滅するけれど、そこに倒木の形が残る。  それを『根上がり』と人は呼ぶ。  『親が子を守り、子が親を忘れない』  これこそ自然の本来の姿だ。  私達は、子供達の未来に何を残せますか?」 と結ばれていた。   立派な理論立てが多くの人を感動させる。 だろうけれど、 のだけれどね…、 わたしは悲しい気持ちになった。 「親が子に何を残すか」ですって、 「残すのじゃないkamo…」そんな気がした。 何故そう思ったかの答えを 東田直樹氏がインタビューの記者に送った手紙にみつけた。 NHKスペシャル:自閉症の君が教えてくれたこと             ☝よろしければクリックしてね^^ この手紙が書かれた切っ掛けは、 同じ重度の自閉症の子を持つ親(米国人)が、彼に悩みを打ち明ける、 確か、そんなシーンからだった。 「この子で私の子孫は絶えます。その覚悟をしなければならない…」 それに対して東田直樹氏(彼も自閉症だ)が返した言葉だった。 なんとストレートな遣り取りだろうと思った。 手紙をコピーさせていただいた。    僕は命というものは   大切だからこそ   つなぐものではなく   完結するものだと考えている   命がつなぐものであるなら   つなげなくなった人は   どうなるのだろう   バトンを握りしめて   泣いているのか   途方にくれているのか   それを思うだけで   僕は悲しい気持ちになる   人生を生き切る   残された人はその姿を見て   自分の人生を生き続ける   *NHKのwebページより

世の中ピリピリしてるから、おいしい朝がいい^^

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  朝起きたらお水を200㏄。 必ずね^^ で、今日の朝食(もう11時を回つているし…)。    写真撮るの忘れた~~ 献立表 ・ベビーリーフのサラダ    オリーブオイルと酢、醤油(又は岩塩)を少々かける。 ・スープ    かぼちゃを潰して冷凍しておいたものを豆乳加えてミキサーにかける。 ・ライ麦パン(ライ麦の粒入り^^)    ライ麦率が30~40くらい。田舎だからこれしか手に入らない。    普通ライ麦パンはトーストしないのだろうな…だけど、    でもこのパンは粒が入っていてカリッとトーストすると美味しい。    私は好きだ。    オリーブオイルと岩塩をパラパラ(美味しいから~)。     ・ししゃもの燻製    桜のチップでスモーク。    昔はスモーカーで燻製を作り、アウトドアを楽しんだのだけど、    引っ越しを決めたとき捨ててしまった。    後悔したのだが後の祭り…    で、やや満足ができないけれど、    フライパンで作るようになって久しい。    スモークが(チップが桜だし)ソフトになって物足りないかな…。    でも、わたしはこれくらいでいい、それなりに満足。 簡単燻製のレシピ ●材料 ししゃも…6匹 ローリエ…2~3枚 ・アルミフォイル ・スモークチップ ・クッキングシート *ししゃもは干物だからそのままでOK  水っぽいものをスモークする時は水分を飛ばして(干す等)から調理。 ●作り方^^! ①フライパンにアルミフォイルを敷く。 ②チップを敷き詰める(チップはDIYなどで)。 ③チップの上にクッキングシートを敷く。 ④クッキングシートの上にししゃも、上にローリエを置く。 ⑤中火にかけて煙が出てきたら蓋をする。 ⑥弱火にして10分ほど(大きさや、好みで調節してください)加熱。 *燻製の匂いが少々つくかもだから、調理後はフライパンと蓋を洗ってね。 *プライパンは深さがあるといいのだけど、私はいつものを使う^^

月もたのまじ

今日が最後の雪になればいい。 寒い冬にはそう思っていたものだ。 暑ければ暑いで、もう夏などいらないと言う。 寒ければ寒いで、もう冬などいらないと言う。 何故かとてもひ弱。 思えば近年、 冬が穏やかになっていた…、それも去年までは^^ 確か、子供の頃はかなり雪が積もったものだった。 陽はのぼるものだし夜は明けるものだけれど 冬の寒い日は、遠くの山から冷たい朝が降りてくる、そんな感覚があった。 日本海側から冬の季節風が 伊吹山の麓(関ケ原)につながる回廊を通って吹き下ろす。 この地域で伊吹おろしと呼ばれるこの風に乗って 真白の雪に覆われた底冷えの朝がやって来る。 それが、冬の朝にある記憶だった。 もう、二度と見ることもなくなったものの 実家の、西窓の枠に切り取られた 寒々とした伊吹山を肘をついて眺めていたものだ。 その四角い領域に全てが畳み込まれ 毎週のように続く寒い朝を思い出した。 歌は秋の伊吹山 前詞:「戸を開けば西に山あり、伊吹といふ。    花にもよらず、雪にもよらず、ただこれ孤山の徳あり」    そのままよ月もたのまじ伊吹山    芭蕉 凛と伊吹山のごとくありたいもの。