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あきしぐれ 

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男と女 魅力的な男と女の関係というのがある。 そこに一つの哲理を思う。 拾い読みの、ページをめくる手が止まった。 女性の死に際し、おくる言葉が綴られていた。 そこからヘルダーリンの三篇の詩をピックアップ、 たった三編の詩だけれど…。 しばらく、何も考えないで綴るから、 傍で聞いていてください。

カリカリ  

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このミルと、何十年を一緒にすごした。 泣いたり笑ったり、忙しい人生だったne^^

俺の人生           

眠れない夜だった。 「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」                  藤原新也著    コスモスの影に隠れている十四の人生が綴られる。 写真家としてのイメージが強いから 視覚情報のリヤリティで読み始めてしまった。 だからかな、写真のインパクトから言えば物足りない。 それでも、年の所為か目頭がチクチク。 随分時間が経ったようで 気が付くと、とうの昔に三丁目は過ぎ、 わたしは次のページをめくっていた。 どこに行こうとしていたのか… 名残惜しい 時間と空間が抜け落ち、 季節の狭間を雨が降る。 外は冬の気配。 ノイズ交じりのドーナツ盤が、 もうひとつ、私の人生をプラスして、 十五の人生を追走する。 彼は本当にいい声だ。   俺の人生 ジャン・ギャバン 僕は子供の頃 大人の振りをして 声高にはなしたものだ おいらは知っている おいらは知っているんだ…と それが最初だった それは人生の春だった そして18になった時 僕は言った 分かっている これでいい、分かっているよ…と   そして今 過ごした日々を振り返り 歩き回った足跡が残る大地をみつめながら 私は何も分かっちゃいない 分かっちゃいなかった、と繰り返す …………………………

しゃぼん玉          

そう、サタンは対する敵などではなく、 あなた自身。 彼らは未だ「天動説」を信じている人も多い。 取り敢えず138億光年の距離が「宇宙の果て」としても、 それ以上先を見ることもできな し、解明されていない。 だから地動説も天動説もないのかもだけど。 針の先より小さな視野で事象を見れば、天動説になる。 人間が思考する器量とはそう言うもの。 トマトスープ投げつけ「絵と地球と、どちらが重要か」 そんなの決まってるじゃない 「絵の方が重要だ」 と言いたいくらい愚かな比較をするのは意味などない。 地球は生まれて46億光年だ。 人間の理解を超えた時間と変動を経過しているんだから。 絵と地球を比較する脳みそじゃ何も分かりはしないだろうな。 そもそも君たちこそ 温暖化の経済成長を牽引してきた人種の脛をかじって、 ぬくぬく恩恵を受けて生きてきたでしょ。 今の豊かさを全て捨てられるのかってね、聞きたいくらい。 智慧の浅い、目立ちたがりやのパフォーマーがとても 増えたのだね。 それにね、妊娠中絶は女性の権利とか権利じゃないとかって。 これって法律で定める類のものではないと思うのだけど。 「悪法も法なり」ではなくて、そもそも法は全て悪法なんだ。 そう、手に負えない人類統治の枷なのだ 。 ソクラテスも人間を分かっちゃいなかった。 SDGsもひっくるめて言えること、ただ頭でっかちの ポリティカル・コレクトネスが我が物顔に闊歩して、 中絶の権利を法律化するだなんて異常。 子孫を残す目的をもたない性交渉がほとんどだと言うこと。 今のところほぼ人間だけの行動だ。 デリケートなY染色体は弱体の危機らしく、 このままじゃ消える運命を辿るかもらしい。 夫婦であってもセクシャルハラスメントで訴えられる。 だったら結婚制度など無くしたらいいと思うのだけど。 男も女もどこかで甘えているんだね。 女も生活力を持って自立すればいい。 子供は私設かベビーシッター雇って、 調理も掃除も便利屋さんに出前を頼めばいいし。 私はついてゆけないけれど、 あれもこれも欲しいなんて近頃の人は何考えてるのだろう。 そんな暮らしのための法律なんだろうと、思うこのごろ。 LGBTもね。色々つけ足されてLGBTQIA+なのかな? 人間は悲しいかな、 言葉にするとそれが分かった気分になって安心する。 解決もつかないのに言葉だけが闊歩する。 挙

11月の蝶  

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疲れきった翅も 一生懸命生きていた命の証。

大賢は愚なるが如し      

  『ゴータムの賢人』という逸話がある。 Wise Men of Gothamといえば馬鹿な人をさす。 ヤギ(goat)が馬鹿な動物とみなされていたことから ネーミングされたとも言われるのだけど…。 逸話の内容は 村の近くに国道を建設しようとしたイングランド国王が 村の支援を要求するために使者を送ってきた。 費用を負担したくなかった村人は、 全員で物事が理解できない馬鹿のふりをして難を逃れた。 実際には馬鹿ではなく 馬鹿なふりをしていただけだという話のようだ。 19世紀の作家ワシントン・アーヴィング(米国作家)は、 「マザーグース」にもなった「ゴータムの賢人」から、 風刺新聞『サルマガンディ』1807年11月11日号で ニューヨーク市のことを「ゴッサム」と呼んだ。 ここから、バットマンが住む架空の街が 「ゴッサム・シティ」にもつながるらしい。 マザーグースで歌われるゴッサムの三賢者     ☟ ゴッサム村の三賢者 (マザーグース) M017 Three wise man of Gotham Three wise man of Gotham Went to sea in a bowl; And if the bowl had been stronger My song would have been longer. 「大賢は愚なるが如し」と言うことだろうか? 何だかな… 今日、一日の反省を込めて^^

左手の記憶 

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廃屋の裏木戸を開けると、 細長く伸びた土間の奥、 釜戸が目に飛び込んできた。 時間の痕跡に四角四面の思い入れはないからか、 こころに積み上げるのも無意味な閑さが胸を衝く。 それでも小枝を拾い集め焚口にくべると、 パチパチと赤い火の粉が纏わりつくようで… 払おうと伸ばした左手が空をつかむ。